大府市・大日寺 大日如来坐像、薬師如来立像、牛瀧観世音


種別 | Sculptures |
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詳細
大日寺は、大府市月見町にある曹洞宗の寺院である。天文年間に大日如来を安置する堂が建てられたことが、寺のはじまりとされており、江戸時代に仏堂は再建され、明治36年に説教所となり、その後大正9年に諸堂の増改築が行われ、昭和17年に大日寺と呼ばれるようになった。 本尊の大日如来坐像は行基菩薩の作として伝えられているが、秘仏とされており、厨子の前には御前立が安置されている。御前立の大日如来坐像は高さ32㎝。智拳印を結ぶ金剛界大日如来である。本堂にはこの他に薬師如来や牛瀧観世音と呼ばれる仏像などが祀られている。 薬師如来立像は、高さは15.9㎝。右手は施無畏印をあらわし、左手に薬壺を持つ姿をしている。牛瀧観世音と呼ばれている仏像は、六面六臂六足の姿で、牛に座る姿をしている。正面の手は矢を射る姿であらわされており、その他の手にも武器や法具を持っている。観音と呼ばれているが、その姿は大威徳明王である。

