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稲沢市福島町 長暦寺の木造大日如来坐像、木造阿弥陀如来坐像

日本語
指定 愛知県指定文化財
種別 彫刻
員数 一軀
大きさ 阿弥陀如来坐像113.0㎝
大日如来坐像11.6㎝
素材 阿弥陀如来坐像=ヒノキ
大日如来坐像=カヤか
時代 鎌倉時代
所在場所 長暦寺(稲沢市福島町)
english
種別 Sculptures

詳細

稲沢市福島町にある真言宗智山派の寺院、長暦寺に安置される仏像。一体は本尊として本堂の須弥壇に安置される木造阿弥陀如来坐像。鎌倉時代後期の作品と考えられるヒノキ材で造られた寄木造の仏像で、愛知県指定文化財です。像内に墨書銘があり、両足部に阿弥陀三尊の梵字種字と「逆修也」の文字が、背中部分に修理時のものと思われる永正14年(1517)と天文23年(1554)という年号を含む墨書銘が残る。この阿弥陀如来坐像の左右に同じ時期の作品と考えられる不動明王立像と毘沙門天立像が安置されています。

もう一体は、寺院にて保管されている厨子入りの木造大日如来坐像。鎌倉時代後期の作品で像高11.6㎝の小像。カヤと思われる針葉樹材でつくられた一木造の仏像で、愛知県指定文化財です。全身の飾りまで細かく一材から彫出しており、制作時にいわゆる檀像を意識して制作されたものと考えられる。像の底には方眼が描かれており、「空海」という文字が書かれている。像内が刳られていることから当初は中に何かを納めていた可能性も考えられる。

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