稲沢市法花寺町にある曹洞宗寺院、法華寺に安置される木造薬師如来坐像。本堂が濃尾地震で倒れ、大正4(1915)年に再建された際、境内にあった薬師堂から移され、本尊となった。稲沢市を代表する定朝様式の半丈六仏の一体で、重要文化財に指定されている。大正時代に本格的な修理を受けており、補修された部分もあるが、穏やかな顔や淺い衣文の彫刻などは平安後期の雰囲気を伝えている。
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