岩手県紫波町にある正音寺に安置される四大明王(現状は不動明王を欠く)のうちの軍荼利明王立像である。両腕はすべて失われ、面部なども摩耗が見られるが、左膝を曲げ、右足を伸ばす姿勢で立つ姿であらわされる。一面の像で、天冠台や宝冠があらわされることも確認できる。カツラ材から彫出された一木造の尊像で、東北地方における平安時代後期の五大明王の造像作例としても貴重である。
Copyright 2016 Sugiyama Jogakuen Department of Culuture-Information Studies Mita-seminar All rights reserved.