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宮城県・大郷町教育委員会所蔵 不動明王坐像

日本語
種別 不動明王
員数 一軀
大きさ 28.9㎝
素材 ケヤキ材
時代 平安時代後期
english

詳細

大郷町教育委員会が管理する木彫仏のうちの不動明王坐像である。昭和25年に大郷町鶉崎にある薬師堂の軒下から発見されたものと伝えられている。

正面を向く一面二臂の坐像。頭頂部に角枘の突起(高さ1.1㎝)をあらわす。面貌の詳細は不明だが、両目開眼相と思われる。頭髪は総髪を梳り、左耳前にやや捻りながら垂下するが、紐での括りは現状では確認できない。辮髪の下端は体部に彫出されている。耳朶は環状で貫かない。頸・胸部・腹部に括りを刻む。着衣は条帛、腰布、裙を身につけるものと思われる。装身具として現状では右腕の臂釧のみが確認できる。

ケヤキ材の一木造で内刳はない。頭体幹部を一材から彫出し、この体幹部材に左肩以下(ただし左肩部は折れた可能性がある為、右腕同様に肘部までは一材であったのではないかと思われる)、右肘先、膝前部を矧ぐ構造か。右肘先と両膝矧ぎ付け部の左右にそれぞれ枘穴が確認できる〔枘穴(右膝部)1.5×2.5㎝ 枘穴(左膝部)1.6×3.0㎝〕ことから、この部分は別材を寄せていたことがわかる。現状、左肩以下、右肘先、膝前部は欠失している。また、頭頂部の頂蓮(か)を形成する材料および辮髪遊離部を欠失する。表面は素地を呈し、彩色などの痕跡は確認できず、朽損・虫損が著しく樹脂含浸が施されている。

※この作品は一般公開されておりません。

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